2017年10月21日

ややこしそうな網代編み・・・

台風の影響で篠突く雨ほど強くはありませんでしたが
工房まで自転車で通う私は靴下まで濡れてしまいました。
(竹にかけたのですがお気づきでしょうか?)
雨にも負けず真剣に竹工芸教室です。
みなさま、お元気でしょうか。弟子の佐野です。
恵みの雨とはいいますが、台風の被害が出ないことをお祈りするばかりです。




<10/21(土)の教室の様子>


束ねた竹ヒゴの端同士を網代で編んでいきます。
沢山並ぶと迫力がありますね。
横一線に並べていますが最終的には最初と終わりとを繋げて
輪に仕上げていきます。
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ややこしい行程につき生徒さんもいつもより口少なめに作業されていました。
竹雲斎先生も真剣な眼差しです。
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こちらは別の生徒さんで、網代生地の立ち上げです。
立ち上げる位置がとっても重要なので先生自ら墨付けです。
ややこしいですがこれぞ長桝網代の醍醐味!
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墨付けに沿って、熱したコテで編み生地を曲げていきます。
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火曲げ後、四辺の端同士のひごを編み進め角を繋げていきます。
角のひごが割れやすく繊細な手さばきが必要とされます。
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こちらは菊底を編んでいく際に骨ひごを固定するのに丸板釘を打ち付けた型を使用します。
なんとこちらの生徒さんは丸板の型もご自身で制作されました。
きちんと面が取ってあり作品へのこだわりが伝わってきます。
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別の生徒さんですが同じく菊底バスケットを製作中です。
薄くこなした長ひごを縁に巻き付けています。(=縁巻き)
ひごが厚すぎると縁の竹にぴたっと沿わず、薄すぎるとひごが割れてしまいます。
こちらの生徒さんは1回目の仕上がりが気に入らなかったようで
縁巻き用の竹ひごを取り直し、再チャレンジされているところです。
がんばれ、がんばれ〜
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天候の影響かいつもよりスペースに余裕があり、
竹磨き(表皮を削る)の作業も楽々。
肌寒い日でしたが半袖姿で一生懸命です。
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良い湯だなぁ〜ああんあ、ああん♪
竹ヒゴを湯に付けて曲げやすくしています。
こちらの生徒さんは月1回別府から通ってくださっています。
いつもご遠方からありがとうございます!
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かぐや姫をイメージした手作りの人形(先生へのプレゼントだそうです!)と持ち寄っていただいたお茶菓子。
こちらの小さく愛らしい人形は生徒さんのお店「京都西陣 かぐや姫 竹細工工房」で販売しているそうです。
お近くまで起しの際はぜひお立ち寄りください。
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来月の教室は11月4日(土)、11月25日(土)です。
日に日に寒さが増してまいります。どうぞお体にはお気をつけください。

教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。
http://shouchiku-school.seesaa.net/article/210416974.html?1371962968

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2017年10月07日

4名の方が体験にお越しくださいました!

こんにちは、弟子の中村です。

最近少しずつひんやりした風を感じるようになり、秋だと感じる場面が増えてきました。

2017年の十五夜は10月4日でした。

お月見をされた方もいらっしゃったと思います。

月を見ていて感じることがあります。


私は、満月の一歩手前の日が一番月明りが強いと感じます。

そして満月の日は雲がかかりとても幻想的に感じます。

見る場所や時期、時間帯によっても印象が変わるので

私にとって、いつまで見ていても飽きることのないものの一つです。





最近は特に昼と夜の気温の変化が大きいですが、

上着を羽織ったりとくれぐれもお体に気を付けてお過ごし下さいませ。




10月7日(土)



今回、体験の方が四名お越し下さいました。
なんと、先生に会いにノルウェーからお越しくださったお二人と
生け花をされている方と竹工芸に興味を待たれ神戸からお越しくださった方です。
竹籃を自分で制作したいと思いお越しくださいました。

四名の方それぞれの思いのこもった
「世界に一つだけの花籃」を制作して頂きました。

さっそく土台となる四つ目編みを編んでいきます。
皆様とてもきれいに目を整えて編まれていらっしゃいました。

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実際に立体的に編んでいく練習をしてから、それぞれの方のテーマにそって自由に制作して頂きます。

皆様、思い思いに竹に触れて感じるままに制作されているご様子でした。

そしてとっても素敵な作品が完成いたしました!





土台と同じ編み方を少し回転させてから側面で編むことで竹の張りを上手く活かされた作品だと思います。
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土台となる四つ目編みに、まとめた竹ヒゴを深くさした足が特徴的な作品となりました。
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縦と横にのびのびと広がっており、とてもおおらかな作品ですね。
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ひとつひとつ丁寧に揃えられた四つ目編みが引き立っている作品だと思います。
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同じ竹という素材でも、人それぞれ感じることも違うと思います。
日本の方は、とてもきれいに揃えて編まれている四つ目編みが魅力的に見える作品を制作されており、
ノルウェーの方は四つ目編みを使って造形的に素敵な作品を制作されていると感じました。
国や職業、興味を持っているものが違うことで【世界に一つだけの作品】が生み出されると感じます。


とても素敵な作品、完成おめでとうございます‼




作品完成後にノルウェーの方がいつもどのような作品を制作されているのか見せてくださいました!
柳を使って制作された作品です。
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ノルウェーの方はバスケタリーの教室で勉強されて、バスケタリー作家として活動されています。
(バスケタリーとは、かごそのもの、もしくはかごを作る方法、かごの技法のことを指した言葉です)
今回、体験にお越しになられたきっかけは、スコットランドで開催されたバスケタリー展で先生の作品をご覧になられて、遥々来てくださいました。

柳を使った作品は、竹工芸と似ている部分もありながら、
また違った味わいのある作品だと感じました。
ちなみに左の作品は日本の手裏剣をきっかけに制作されたものだそうです。


世界では様々な素材で編まれた作品があると思います。
その中でも日本の竹工芸に興味を持たれて工房へお越しくださり、
日本の竹工芸は世界で注目されており認められているのだと感じられました。
世界から見た竹工芸の存在を知る貴重な一日となりました。

お越し頂き本当にありがとうございました。



今回の教室もとても楽しく賑やかでした!

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今月の教室の予定は10月21日(土)となります。


来月の教室は、11月4日(土) 、11月25日(土)となります。

11月はベルギーで個展があるため、少し日程が変わっておりますが、

どうぞ宜しくお願い致します。







教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。
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2017年09月16日

待ちに待った離れでの教室再開!そして縁、縁、縁。

朝夕はめっきり涼しくなり、長袖が恋しくなってきました。
季節の変わり目、健やかにお過ごしでしょうか。
弟子の佐野です。

襲名展の関係でしばらく離れでの教室ができずご迷惑をお掛けしておりましたが、
本日から再開いたしました!
長ひごの作業は広々と使える離れがやっぱりいいですね!



<9/16(土)の教室。今回のブログは縁特集です。>

火曲げ治具を使い、熱で竹に曲げくせをつけます。
木製の楔を打ち込みながら竹に緩みが出ないよう治具に押し当てていきます。
焼き過ぎて焦げ色がつかないように注意!
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竹は熱を加えると材質が硬化するので合わせ削りはなかなか大変な作業で、
切り出しを持つ手の親指に特に負担がかかります。でも、合わせ削りが決まると
綺麗な縁が仕上がるので手が痛いなんて言っていられません。
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火曲げ後2つに割った丸籐の合わせ削りをされています。
こちらはコースターを制作されていてコースター1個につき、
表と裏の縁があるので計4カ所を削ります。
籐は竹より柔らかいですが、数が沢山あると、、、ため息も出るようです。
やはりセットで使えると勝手が良いので皆さん2、3個作られます。
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おめでとうございます!「初級」を授与されました。
特定の課題を全てこなされ、技術の習得をされたというこで初級を授与されました。
いつも丁寧に作業されているのが印象的な生徒さんです。
何だかこういうことがあると元気が貰えて私も本当に嬉しい限りです。
これからも竹工芸を楽しく学んでいただければと思います。
次の中級を目指してがんばってくださいっ!
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姉弟子の一人である上杉さんのお父様で、カリンバ作家である上杉祐一さんの作品。
(カリンバとは箱に並んだ細い金属棒を弾いて演奏するアフリカの楽器のこと。)
優しいフォルムと手触りがとっても魅力的な水牛のカリンバ。
ポロンポロンと可愛らしく響く音に癒されます。
先日、上杉祐一さんの個展に工房一同でお邪魔した際に先生が1頭連れて帰られました。生徒さんにも大人気〜
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〈お知らせ〉
教室の生徒さん達が「彼岸花まつり2017」内の展示会に参加されるとのことで、
教室内で制作された作品を中心に展示されるそうです。
ちなみに一部の教室の生徒さん達は24日(日)正午〜お邪魔する予定です。
みなさまもお時間ございましたら、ぜひお立ち寄りください。

「彼岸花まつり2017」
http://asukamura.com/

ー開催期間ー
9/23(土)・9/24(日)
(10:00〜16:00頃(予定))

ー開催場所ー
明日香村・稲渕地区など

ーお問合わせ先ー
0744-54-4577
(明日香村観光交流活性化事業実行委員会 事務局:(一財)明日香村地域振興公社)

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教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。
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2017年09月02日

籐磨き

こんにちは、弟子の中村です。

日中はまだ暑い日が続いておりますが

夕方からは虫の声が聞こえ始めました。

気持ち良い秋風が吹き、涼しく感じる日もあります。

皆様、服装に気を付けて風邪をひかないようお過ごしください!




9月2日(土)



教室では中級課題、上級課題になると、縁をかがるための籐を一から全て材料づくりする課題もあります。

(初級課題では工房で準備したものを使います。)

籐磨きは籐の表皮のガラス繊維をやすりで磨くことで、染めることができます。



今回、長〜い籐を磨いている生徒さんがいらっしゃいました。
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こちらの方はとても磨くのが速く、
一通り磨いた後に節の部分を一つ一つ丁寧に確認しながら進められていました。

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磨き残しがあると染色をしたときに染まらず残ってしまうので、
確認がとても大切となります。

磨き残しがなくちょうど良い磨き具合に仕上げるのはとても難しい作業ではありますが、

一から全て自分で制作することができます。



上手く仕上がると艶と張りがあり、
かがりやすく(巻きやすく)なります。

良い籐が出来上がるよう応援しています!








ほぼ同時期に入られた生徒さんは比較的に近くで作業することが多いと思います。

今やっていることのアドバイスや説明を一緒に聞いている光景をよく見かけます。

皆様とても熱心に聞いておられます。
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材料作りは経験を積んでいくことで感覚を掴むものだと思います。

難しく感じられることもあると思いますが、積極的に質問して下さる方もいらっしゃいます。

ぜひ質問して頂き、良い材料、そして素敵な作品ができるように、お手伝いしたいと思います。

うまく伝えられるように頑張りますので、宜しくお願い致します!







今回の教室の様子です。

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前回の教室後にありました屋形船での納涼祭に沢山の生徒さんにご参加頂きました。

本当にありがとうございました!



参加してくださった生徒の皆様はご存じかと思いますが、

納涼祭に参加して下さったカリッサさんが

「世界!ニッポン行きたい人応援団」

こちらの番組の取材で
田辺竹雲斎工房へ来られました。

テレビ東京、9月14日木曜日の19:58 --20:54に放送されます。

番組のホームページはこちらです。



竹づくしの内容となっておりますので、是非ご覧ください!







次の教室は9月16日(土)となります。




教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。

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2017年08月19日

教室、そして…熱い納涼祭!

まだまだアイスや素麺、そして冷えたビールが美味しい季節が続きますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。弟子の佐野です。
さてさて本日は教室の後に毎年恒例の納涼祭を催しました。
詳しいレポートは本ブログの後半で・・・。


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<8月19日(土)の 教室>
落とし(竹製の花器)を制作している生徒さんを発見!
写真:右の網代編みの花籃に入れる落としの制作途中で、適当で均等な厚みを残し表皮部分を削りとった後
紙やすりをかけているところです。教室の課題作に落としの制作は無いので、なかなか珍しい光景です。
落としが仕上がったら花籃と一緒に染色されるそうです。今から完成が楽しみですね。
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本日は外国からのお客様がいらっしゃいました。
アメリカを拠点に活動されている竹のアーティストの方でこの道なんと18年!
9歳の息子さんと来日されて、今日一日教室に参加してくださいました。
ご自身の活動では「編む」作業は殆どしないそうですが、
そんなことは感じさせること無くあっという間に
籃バッグを仕上げておられました。す、すごい!
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【その他教室の様子です】
・皆さんご自身の作業に没頭されています。真面目な生徒さんばかりで頭が下がります。
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・私も含め「入門して間もない組」。真剣に説明を聞いてくださるので私も気合いが入ります。
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・先生自ら作品説明。おやつの時間も生徒さんは勉強熱心です。
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< 屋形舟(納涼祭2017〜)>
今年の納涼祭はなんと水の上、屋形舟を一艘借りきって執り行い、
先生をはじめ数名の生徒さんは浴衣姿で登場、雰囲気を盛り上げてくださいました。
いつもより艶っぽくて素敵ですね。
海外からのお客様も上手に着こなされています。
ちなみに浴衣に本日の教室で制作した籃バッグを合わせてくださっています。

・まだかな、まだかな〜。気合いが入り集合が早過ぎてしまいました。
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・その他数名の生徒さんも自分で制作・アレンジした夏らしい籃バッグを持参してくださいました。オリジナリティが素敵です!
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・屋形船だけに座席札も笹舟で演出。船内の雰囲気も良かったですが、
お食事も上品で美味しくいただきました。飲み物は飲み放題。
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自己紹介から始まり豪華な景品が用意されたクイズ大会。
「竹といえば竹雲斎、竹雲斎といえば竹・・・」
恒例のクイズは竹雲斎先生に関するもので、
先生の誕生日や気に入っている道具、プライベートで際どい質問が出題されました。
一番盛り上がったのが先生の似顔絵大会。皆さんの絵心が試されました。
とても似ていますが、ごますりがしっかり入っていました(笑)
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・屋形舟だけあって夜景が美しい。クイズに熱が入り過ぎじっくり観賞せず・・・。
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最後はみんなで「乾杯」を熱唱。
本当にあっという間の2時間30分でした。
次回イベントもお楽しみに〜喜んでいただけるよう企画がんばりますっ!
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暑さに負けず健やかにお過ごしください。
9月の教室は9月2日(土)、16日(土)を予定しております。
教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。
http://shouchiku-school.seesaa.net/article/210416974.html?1371962968
posted by 田辺竹雲斎 (Chikuunsai TANABE) at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする