はじめまして、
藤元と申します。
大分県立竹工芸訓練センターを修了し、
4月から田辺竹雲斎工房に弟子入りさせていただいております。
それまでは中学校で美術を教えていました。
専攻は立体造形で、
さまざまな素材を使って作品制作をする中で
竹の面白さを知り竹の世界に入りたいと思いました。
みなさまと竹を通して楽しく過ごしたいです!
ブログでは
教室での出来事に加え
日常のささやかな気づきなども書いてみたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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ゴールデンウィークの真っ只中で、
行楽日和な日々が続いております。
帰り道に足を伸ばして、
大仙公園に行ってみました。
木々がなびくのに呼応して
木漏れ日がゆれていて、
素敵な景色が広がっていました。
風の気持ちよい季節に
少し足を伸ばして自然を感じてみるのも良いですね。
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5月4日(土)
本日の教室も和気あいあいと楽しい雰囲気でした。
勉強会では、
実物の竹や作品を鑑賞しながら、
竹の種類と初代竹雲斎についての
お話がありました。
竹雲斎の作品には真竹以外にも
様々な竹が使われております。
竹の種類や特徴を知ることでより鑑賞が楽しくなりますね。
続きまして、教室の様子です。
こちらの方は、
『初級第六課題 麻の葉編み 手付き盛り籃』
のひごこなしをされていました。
剥ぎのコツをつかんで、
均等に剥ぎができるようになっていました。
幅取りもスムーズで、好調な滑り出しです。
こちらの方は、
『上級第一課題 四つ目編み 雅』
の落としを制作されています。
のこぎりで真っ直ぐに切るという
シンプルですが技術の求められる場面です。
殊更に慎重にじっくり落としを見つめて
取り組んでいる姿が印象的でした。
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本日完成された方の作品をご紹介します。
『初級第六課題 亀甲編み 盛籃』
完成された方が2名いらっしゃいます。
右の作品を作られた方は、
縁の合わせで苦戦されていました。
籃の顔でもある部分です。
合わせ削りは難しいですが、
しっかり取り組まれて完成度の高い作品が出来上がりました。
左の作品を作られた方は、
柾割りがななめになってしまうところが難しいとのことでした。
少しの力加減や包丁の向き、
竹の繊維に沿って割れていくところが難しい部分ですが、
外縁と内縁の間にきれいにおさまっていますね。
完成おめでとうございます!
また、課題の完成後に
ご自宅での仕上げ作業をされて、
さらに一工夫が加わった素敵な作品をご紹介します。
制作された懐眼鏡に和紙貼りをされた
とのことです。
和紙の柄によって、
雰囲気がガラッと変わることがわかりますね。
懐眼鏡の色合いともマッチして素敵に仕上がっています。
片方は実際に使われるとのことで、
眼鏡もきっと喜んでいますね!
お家で実際に飾られている方の
お写真もご紹介いたします。
黒竹のしっとりとした艶感と
ドライフラワーや光の優しさが美しいですね。
作ることも楽しいですが、使い方を考えてみたり、
実際に飾ってみるとさらに愛着がわきますね。
みなさまも作品を実際に使ってみて、
お家でも楽しんでみてくださいね。
教室の様子
状況により変更になる場合があります。
ご了承くださいませ。
No. 1, Jingmao 2nd Road, Nangang District, Taipei City