はじめまして。今回初めてこのブログを書かせて頂きます。新弟子の古野と申します。
去年まで、大分別府にある竹工芸訓練センターで2年間竹を学び、4月1日より竹雲斎工房に弟子入りさせていただくことになりました。
竹雲斎工房では最年少の弟子になりますが、頑張ります。
皆様と一緒に、楽しく竹について学んでいきたいと思っております。
どうかこれからよろしくお願いいたします。
近頃はコロナウイルスの感染者数も増えてきており、緊急事態宣言も発令されました。
十分に体にはお気を付けてくださいませ。
4月24日(土)
今日は体験の方が6名もいらっしゃいました!
世界に一つだけの籃を皆様に作っていただきました。
底を4つ目に編んで土台を作り、その後自由に編んでいくのですが、それぞれが全く違う、個性的な籃を作られました。
こちらの方はお花屋さんをされているそうで、「幸せの中に花を生ける」というテーマで
制作を始められたそうです。
丸っこくて整ったかわいらしい籃ですね。
こちらの方は月と雲をイメージされて作られたそうです。
波打つ雲と手が丸い月を想起させる、イメージを良く形にされた素敵な作品が出来上がりました。
こちらの籃は壁掛けの花籃です。
丸っこい壁掛けを作りたいと思って作り始められたそうです。
落としを置く部分を作るのに苦労されていましたが、竹ひごのさす位置を工夫されて、安定感のある、美しい籃が完成しました。
こちらの方は最初、作りたい物のイメージを形作ることに大変苦労されていたのですが、中心の丸い形と、外側に大きく突き出たひごの大きな動きの対比によって、大変動きのある素晴らしい籃となりました。
こちらの作品は側面の大きな波が特徴的ですね。
ふわりと広がった手が波とともに丸く形を作っていて、花が生けられたときに空間を広げるような迫力ある力強い作品だと思います。
こちらの籃は宇宙ステーションをモチーフとされていて、先日に打ち上げられた宇宙船からアイデアを受けられたそうです。
中心部を良く編みこまれており、複雑な模様が出来ていました。
暗い宇宙に漂う光る宇宙ステーションが頭に浮かんでくる、想像力を刺激する素晴らしい作品です。
家ではクッキーなどを入れる盛り皿として使われるそうです。
今日は体験の方が6人もいらっしゃられましたが、皆様それぞれがそれぞれ違う、個性的な籃を編まれていました。
作り手の感性一つ、技法の使い方一つで全然違うものができる。竹工芸は面白いですね。
皆さん完成おめでとうございます!
〇教室の様子〇
こうして生徒の皆様と接させていただき、真剣にものづくりの様子を見させていただくと、私自身にもとても良い刺激になります。
ありがとうございました。
【教室の予定】
5月 8日(土) 5月22日(土)
上記の教室日を予定しておりますが状況により変更になる場合がございますが、
ご了承くださいませ。
【展覧会のお知らせ】
- 第18回伝統工芸木竹展
[神戸]
場所 竹中大工道具館 1階ホール
日程 2021年5月15日~2021年6月20日
今回、弟子の本田陽子が入選しましたのでぜひご覧くださいませ!
伝統工芸木竹展 詳細
https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/wood-bamboowork/18
※東京会場は、新型コロナの影響により中止となりました。お間違えありませんようよろしくお願いします。
- 日本伝統工芸近畿支部 木竹部会展
場所 京都大丸
日程 2021年5月26日~2021年6月1日
先生と弟子の濱田の作品が展示されますのでぜひ、ご覧くださいませ!
日本伝統工芸近畿支部 木竹部会展 詳細
https://nihonkogeikaikinki.jp/#my_calendar_id
※社会情勢によって、予定が変更になることがございます。ご注意ください。
教室に興味のある方、申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。
※只今、教室の方が満席により入会をお待ち頂いております。
詳しくはお電話、もしくはメールにてお問い合わせ下さいませ。