こんにちは。
弟子の林です。
8月の教室がインスタレーション制作等の関係上お休みとなってしまい
皆さまには長らくお待たせしてしまいました。
9月からまた再開になりますので教室、ブログ共々引き続きよろしくお願いします!
さて、今月よりニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されました
アビーコレクション展の日本巡回展が東京国立近代美術館工芸館で開催されます。
それに合わせて、『東京竹芸術祭2019』が開催される運びとなりました。
これは、皆さまにより竹の魅力について知って頂けるよう
東京、栃木の全22か所の会場で同時に竹の展覧会が開催されます。
かつてない規模での竹の展覧会になりますので
ぜひお近くまでお越しの際は各会場にお立ち寄り下さい!
詳細につきましては最後にご紹介させて頂きます。
****
【9月7日(土)教室の様子】
今回は久しぶりの教室という事もあり
教室の再開を皆さま楽しみに待って頂いておりました。
****
こちらの方は第3課題の『巣籠』の材料を作られています。
竹雲斎工房の竹工芸教室では
黒竹を使った課題のひごは
この様に小刀でうらすきを行います。
すき銑という道具を使ってうらをすくのと違い
小刀でのうらすきは手の感覚で行うため
多少の慣れが必要になります。
こちらの方は第2課題も黒竹のこなしをされていて
その時はこのうらすきの工程でかなり苦戦をされていましたが
第3課題に入り格段に小刀の扱いが格段に上達されていました!
このように皆さまが上達されていくのを見ると
嬉しい限りですし私たちも刺激になります。
****
こちらの方は黒竹の『提籃』の縁止めを行われていました。
それに合わせて持ち手の火曲げもされましたので
完成まであと少しとなりました!
この提籃は内側にお好きな内袋を付けたり
様々な工夫が出来ますので
それぞれにアレンジして使って頂ければと嬉しいですね。
****
こちらでは漆塗りの作業が行われていました。
竹雲斎工房では初級、中級、上級と課題が分かれており
上級課題になりますと、染色や漆を塗って作品を仕上げていきます。
初級、中級では竹の基本的な知識や技術を学んでいただき
上級になると、染色や漆などのより高度な技術はもちろん
竹工芸の文化や精神性も合わせてお伝えしていくことで
皆さまにより深く竹工芸の世界を感じて頂ければと思います。
****
本日のティータイムも皆さまより沢山のお土産を
お持ち寄り頂きまして感謝申し上げます。
本日は冒頭でご紹介しました
『東京竹芸術祭2019』のお知らせをさせて頂きました。
因みに弟子が着用しているTシャツは
『東京竹芸術祭2019』の公式Tシャツになります。
私たち実行委員も展覧会期間中このTシャツを着て
各会場を回っておりますのでお見かけの際は
ぜひお声掛け下さい!
さらに、このTシャツは販売もしておりますので
一緒にこのTシャツを着て竹芸術祭を盛り上げていきましょう!
*詳細に付きましては以下のURLよりご覧ください。
****
【次回教室の予定】
9月21日(土)
10月5日(土)、10月12日
教室日程が変則になっておりますので
お間違えのないようお気をつけくださいませ。
****
【展覧会のお知らせ】
●『東京竹芸術祭2019』
*会期、場所は各会場で異なりますので以下のURLより各会場のMAPをご覧ください。
●『竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクションーメトロポリタン美術館所蔵』
・会期
2019年9月13日(金)~12月8日(日) 10:00~17:00
・場所
東京国立近代美術館工芸館
・スケジュール
シンポジウム「アビー・コレクションから考える竹工芸の現在(いま)」
9月14日(土)14:00~17:00
●『竹工芸2019-26人の作家たち』
・会期
2019年9月11日(水)~9月17日(日) 10:30~19:30
・場所
日本橋高島屋S.C. 本館 6階美術画廊
・スケジュール
トークイベント
2019年9月13日(金)15:00~
●『“Gather”竹によるインスタレーション』
・会期
2019年9月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日) 11:00~19:00
・場所
株式会社丹青社
*鑑賞を希望される方は以下のフォームよりご予約をお願い致します。
****
教室に興味のある方、 申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。
※只今、教室の方が満席により入会をお待ち頂いております。
詳しくはメールまたは電話にてお問い合わせ下さい。