皆さま、こんにちは。
弟子の林です。
この時期になりますと皆さまのご自宅でも
雛人形を飾られる頃でしょうか。
雛祭りは元々邪気や厄を払うための行事で
人形に自分の邪気をうつして川に流すという
「流し雛」が行われていたそうで、
これが時代を経て雛人形として
家に飾る形式となったそうです。
この流し雛という風習は
吉野川流し雛として今も残っており
千代紙や色紙で作った雛人形を
竹の皮の舟に乗せて川に流すそうです。
雛祭りとは関係ありませんが
昔はよく笹舟を作って
川に流して遊んでいたのを思い出します。
今回はこんな所にも竹が使われており
なんだかうれしい気持ちになりご紹介させて頂きました。
季節の変わり目でもありますので
皆さまにおきましてもどうぞ
体調にはお気をつけ下さいませ。
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【3月2日(土)教室の様子】
今日も工房は皆さまの熱気に包まれていました。
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こちらの方は中級課題
『網代編み 筥』の立ち上げをされていました。
真剣な面持ち...
立ち上げはこての温度が高すぎると
生地が焦げてしまったり
逆に低すぎると皮が弾けてしまったり
少しコツのいる工程になるため
慎重に作業されていました。
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こちらの方は初級課題を仕上げられました。
コースターも黒竹を織り混ぜて素敵な模様を出されていました。
すごく熱心に作業をされてまして、
まだ入られて一年も経っていないにもかかわらず、
これまでで最も早く初級を終えられました。
完成おめでとうございます!
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こちらの方は、
中級課題の『菊底編みバスケット』の材料こなしをされている所で
先生が直接ご指導されています。
長竹になるとこのように
半分に割った竹に細い竹を差し込み
足で固定しつつ押して割っていきます。
こちらの方は、 その菊底編みバスケットの縁かがりをされています。
苦労して材料をこなされていたので
ここまでこられたのかと
感慨深いものがあります。
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今日も皆さまにお菓子をお持ち寄り頂き
賑やかなティータイムとなりました。
いつも本当にありがとうございます!
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またこの度、日本伝統工芸近畿展におきまして
弟子の上杉が、『大阪府教育委員会賞』
佐野が『新人奨励賞』を受賞し
皆さまにご報告させて頂きました。
詳細は【展覧会のお知らせ】にございますので
お近くにお越しの際はご高覧下さいませ。
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【次回教室の予定】
3月23日(土)
4月 6日(土) 4月13日(土)
3月、4月の教室は
変則になっておりますので
お間違えのないようお気をつけくださいませ。
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【展覧会のお知らせ】
●「FENDRE l'AIR Art du bambou au Japon」●
(空を割く 日本の竹工芸)
・会期:11月27日(火)~2019年4月7日(日)
・場所:Musée du quai Branly (ケ・ブランリ美術館)
37, quai Branly - portail Debilly 75007 Paris
(最寄り駅: 地下鉄 アルマ・マンソー(Alma-Marceau)駅、
ポン・ドゥ・アルマ(Pt. de l'Alma)駅、ビラケム(Bir Hakeim)駅下車)
日本の竹工芸を紹介する展覧会としては、 ヨーロッパではこれまでで最大の展覧会が、
フランスのケ・ブランリ―美術館で開催されます。
160点近い作品に、7人の現代作家の作品や、
竹工芸の名家である田辺家、飯塚家についても紹介されます。
四代竹雲斎先生の作品も出品されますのでフランスにお越しの際は ぜひお立ち寄りください。
(フランス語、英語のみ)
●「第48回日本伝統工芸近畿展」
・会期
《大阪展》5月8日(水)~5月13日(月)
《京都展》5月22日(水)~5月27日(月)
・場所
《大阪展》大阪高島屋7階グランドホール
《京都展》京都高島屋7階グランドホール
・スケジュール
《大阪展》
5月12日(日)11時~ 受賞者が語る(上杉、佐野が参加します)
13時~ 木竹部会列品解説(竹雲斎先生が解説をされます)
この度、伝統工芸近畿展において、
竹雲斎先生、並びに弟子の上杉、本田、中村、 佐野の作品が出品されます。
今回、上杉が『大阪府教育委員会賞』
佐野が『新人奨励賞』賞を受賞し
大阪展の《受賞者が語る》の時間において作品の解説も行いま す。
お近くにお越しの際は是非ご高覧下さいませ。
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教室に興味のある方、 申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。
※只今、教室の方が満席により入会をお待ちして頂いております。
詳しくはメールまたは電話にてお問い合わせ下さい。