教室体験

皆さま、こんにちは。
弟子の林です。


立春も過ぎ暦の上では春となりましたが
皆さまの周りでも春の訪れを感じる
機会は増えてきましたでしょうか?


突然ですがここでクイズです。


桜は皆さま見るものかと思いますが
では梅は何するものでしょうか?

ヒント:◯◯る(動詞です)
















答えは...『薫る』だそうです。


梅薫るは春の季語だそうで様々な人に詠まれていますが
視覚だけでなく五感を目一杯使って
季節を感じようとする感性は
本人ならではの感覚なのかもしれません。


ちなみにこれは、竹雲斎先生から弟子に出題されたクイズで
なるほどと思いご紹介させて頂きました。


まだまだ寒い日も続きますがそんな中でも
少しずつ春の訪れを見つけていけたらなと思います。




【2月18日(土)教室の様子】


今日の教室では二人の方が体験に来られました。



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体験の方にはいつも『世界に一つだけの花籃』
制作体験をして頂いております。


毎回ご紹介させて頂いておりますが
この体験では決まった籃を作るのではなく
皆さまにテーマを決めて頂き
それぞれの感性で制作をして頂きます。


ですので、毎回それぞれの方の個性溢れる作品が出来上がっていくのを
私達も楽しみにさせて頂いております。


こちらの方は、梅の花とウグイスの初音をテーマに制作をされました。


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実際に梅の薫りがふんわりと漂ってきそうな広がりのある作品で
まさに春の訪れを感じさせる作品に仕上げられました。


こちらの方は、これから竹工芸を始められる喜びや希望を形として表現されました


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伸びやかに上へ上へと広がっていく様子からは
竹に触れ、作品を作り上げていく喜びに溢れているように感じられました。
完成おめでとうございます!


お二人とも入会をご希望との事でまた教室でお会いできるのを楽しみにしております。


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こちらの方は、初級第二、第三課題の『黒竹 巣籠り花籃』と
『黒竹 掛け花籃』の落としを制作されました。


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竹を鋸で切るのは苦手だそうで、真っ直ぐ切るのに少し苦戦されていましたが

一つ一つ着実に制作され、無事にどちらも完成されました。


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第二課題、第三課題の完成おめでとうございます!


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こちらでは三人の方が漆を塗られていました。


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上級課題になりますと、中級課題までと違い
竹を磨き染色する課題が出てきますが
その際の仕上げとして漆を塗って頂きます。


漆を塗ると何とも言えない艶が出て
作品の雰囲気ががらりと変わります。


なかなか個人で漆を塗るのは道具を揃えたり
室を準備したりとハードルが高いですが
教室ではその辺りは準備しておりますので
皆さまも上級を目指して頑張って行きましょう!


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今日もティータイムでは、皆さまに沢山のお菓子をお持ち寄り頂きました。
いつもお心遣いありがとうございます!


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今日は現在開催されております、フランスのケブランリー美術館での
竹工芸の展覧会の様子をご紹介させて頂きました。


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少しでも現地の雰囲気を感じて頂けたなら幸いです。
まだまだ会期はありますのでフランスに行かれる際は是非お立ち寄り下さい。


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【次回教室の予定】


3月  2日(土)   3月23日(土)
4月  6日(土)   4月13日(土)

3月4月の教室は
変則になっておりますので
お間違えのないようお気をつけくださいませ。


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【展覧会のお知らせ】

●「FENDRE l'AIR  Art du bambou au Japon」●
(空を割く 日本の竹工芸)
・会期:11月27日(火)~2019年4月7日(日)

・場所:Musée du quai Branly (ケ・ブランリ美術館)

37, quai Branly - portail Debilly 75007 Paris

(最寄り駅: 地下鉄 アルマ・マンソー(Alma-Marceau)駅、
ポン・ドゥ・アルマ(Pt. de l'Alma)駅、ビラケム(Bir Hakeim)駅下車)

日本の竹工芸を紹介する展覧会としては、ヨーロッパではこれまでで最大の展覧会が、

フランスのケ・ブランリ―美術館で開催されます。

160点近い作品に、7人の現代作家の作品や、

竹工芸の名家である田辺家、飯塚家についても紹介されます。

四代竹雲斎先生の作品も出品されますのでフランスにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

(フランス語、英語のみ)


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教室に興味のある方、申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。

※只今、教室の方が満席により入会をお待ちして頂いております。

詳しくはメールまたは電話にてお問い合わせ下さい。