皆さま、こんにちは!
弟子の林です。
段々と寒さが身に沁みる季節となってきましたが、
私達にとって秋は竹の季節。
秋から冬にかけては一年間で最も良い竹が取れる季節になります。
そんな今回の教室では、 生徒さんがあまり見かけない
珍しい竹を持ってきて下さいました。
その地域では一夜竹と呼ばれている竹だそうで、
節間が優に50㎝ 以上はあろうかという長さです。
右の竹は真竹という竹になりますが、
比べてみるとその長さは一目瞭然です。
正式名は分かりませんでしたが調べていく中で、
その中の一つに「 一夜竹」があるそうです。
この伝説の中で言われている竹は実際には篠竹だそうで、
民間伝承の中にはこうした竹の不思議な力に注目したお話が多く、
今回は、貴重な竹を持ってきて下さいましてありがとうございました!
そんな事を思いつつ今日の教室スタートです。
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【11月17日 教室の様子】
今日も皆さん熱心に作業をされていました 。
こちらの生徒さんは、菊底バスケットの底編みを始められました。
編みをされるのは一年振り位だそうで
材料作りの途中でめげそうになったそうですが
手間隙をかけて作られた分、 綺麗な編み目に仕上がっていました。
もうすぐ立ち上げですが、これからが楽しみです!
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こちらの生徒さんは上級の課題を着々と進められてまして、
右の完成品と比べてもだいぶ形が出来上がってきました。
これから縁を付けて、かがって、 持ち手も付けますので
まだまだ難しい作業がありますが、
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こちらの作品は、 生徒さんが課題とは別にご自身で作られました。
これからの季節にぴったりの素敵な作品ですね!
皆さまの竹に対する熱心さには毎回驚くばかりです。
今回は素敵なバッグを持ってきて頂きましてありがとうございまし た!
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こちらの生徒さんは第一課題の亀甲編みの小物入れを完成されました。
竹を割る所から始められて、 一つ目の籃が出来たときの喜びは格別と思います。
これから少しずつ難易度も上がっていきますが
全力でサポートさせて頂きますので一緒に頑張って行きましょ う!
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今回のお茶の時間では、 先生が審査員をされました
全国竹芸展についてのお話がありました 。
全国竹芸展とは毎年栃木県大田原市で開催される
竹工芸の公募展になります。
今年の全国竹芸展には生徒さんも何人か出品されており、
竹に関する公募展では比較的出品しやすい展覧会になります。
また、 出品すると図録だけでなく額に入った
自分の作品の写真も頂けるそ うで何とも嬉しい限りですね。
興味を持たれた方は是非来年の公募展を目指して一緒に頑張って行 きましょう!
来月、今年最後の教室では、毎年恒例の門松作りを行います。
教室が終わってからは忘年会もありますので
皆さまの参加を弟子一 同心よりお待ち致ししております。
【次回教室の予定】
12月 8日 (土) 12月22日 (土)
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【展覧会のお知らせ】
●「FENDRE l'AIR Art du bambou au Japon」●
(空を割く 日本の竹工芸)
・会期:11月27日(火)~2019年4月7日(日)
・場所:Musée du quai Branly (ケ・ブランリ美術館)
37, quai Branly - portail Debilly 75007 Paris
(最寄り駅: 地下鉄 アルマ・マンソー(Alma-Marceau)駅、
ポン・ドゥ・アルマ(Pt. de l'Alma)駅、ビラケム(Bir Hakeim)駅下車)
日本の竹工芸を紹介する展覧会としては、 ヨーロッパではこれまでで最大の展覧会が、
フランスのケ・ブランリ―美術館で開催されます。
160点近い作品に、7人の現代作家の作品や、 竹工芸の名家である田辺家、飯塚家についても紹介されます。
四代竹雲斎先生の作品も出品されますのでフランスにお越しの際は ぜひお立ち寄りください。
(フランス語、英語のみ)
●「Tanabe Chikuunsai Ⅳ〜Bamboo Masters vol.4 」●
・会期:11月24日 (土) ~12月22日(土)
・場所:Galerie Mingei
5, rue Visconti 75006 Paris
ケ・ブランリ―美術館の会期に合わせまして、
Galerie Mingeiという日本の美術作品や工芸品を取り扱うギャラリー で
四代竹雲斎の襲名披露展が開催されます。
新作も含め50点近い作品が並びますのでぜひご高覧くださいませ 。
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教室に興味のある方、 申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。
*只今、教室の方が満席により入会をお待ちして頂いております。
詳しくはメールまたは電話にてお問い合わせ下さい。