はじめまして。

皆さま、はじめまして。
今年4月から市川と共に弟子入りさせて頂きました
林と申します。


これから教室や工房の事、
竹工芸の魅力について
自分なり感じた事を皆さまにお伝えできればと思います。
これからどうぞよろしくお願い致します。


この日は立夏と言うにふさわしく、暑い一日となりました。
ところで、皆さんは立夏の末候をご存知でしょうか?
調べて初めて知ったのですが、5/15~19頃を
竹笋生(たけのこしょうず)と呼ぶそうです。


こんな時期に?と思われる方も多いと思いますが、
一般的に食べられる筍である孟宗竹(もうそうちく)と違い、
淡竹(はちく)や根曲がり竹の筍は
5月から6月にかけて収穫され、
孟宗竹の筍に劣らず美味と聞きます。


前回ご紹介させて頂いたように
工房前の金明竹(きんめいちく)の筍がぐんぐん成長していますが、
生命力が強いが故に、時に困ったところから生えてしまった筍もあります。
そこで先生のお母様がこのように筍を活けて下さいました!

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今回の教室ではこの筍達と皆さんをお出迎えです。


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5月12日(土)の教室の様子

まさに立夏にふさわしく、皆さんの熱気に包まれていました!

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初級の第一課題の亀甲や、
第二課題以降の黒竹の四ツ目や掛花籃の
制作をされています。


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こちらの方は初級の第一課題である亀甲編みの盛り籃を
制作されていました。
籐巻きなどとても丁寧に作業されていたので
端整な籃に仕上がりましたね。

教室 20180512_180514_0046.jpg

私もそうでしたが、初めて竹に触れ、
ひごを作り、籃を編み、形になった時の
感慨はひとしおかと思います。
完成おめでとうございます!


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中級や上級の方々

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こちらの方は今回の日本伝統工芸展近畿展において
入賞された生徒さんですが、
早速今後の作品制作に向けて
先生と真剣にお話しされていました。

教室 20180512_180514_0058.jpg

課題についても、前回まで鉄鉢と言う籃の
輪弧合わせをされていましたが、
納得がいかずひごを作り直されて来ていました。
その熱心な姿勢は本当に素晴らしいです。


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こちらの生徒さんは完成した籃に花をいけるための
落としを制作されていました。
まずは竹を切り出す所から始めますが、
丁寧に作業されていました。

教室 20180512_180514_0063.jpg

この日は一日じっくりと作業をされ
二つの籃の落としを完成されました!
落としも作品の一部になりますが
籃にピッタリ合った落としに仕上がりました。
この日ご自身で持ってこられた葱坊主のお花と共に
記念撮影をさせて頂きました!

教室 20180512_180514_0031.jpg

完成おめでとうございます!


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おやつタイムでは鹿児島やスペイン!と
様々なお土産を頂きました。
この日も机いっぱいにお菓子が並び
賑やかなおやつタイムとなりました。
美味しいお菓子をいつもありがとうございます。

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また、前回のブログでもご紹介させて頂きましたが
網代編みのバッグを作られてきた方が
また別バージョンのバッグを持って来てくださりました。
袋の部分は奥様が作られており
夫婦でのコラボ作品となっております。
袋がリバーシブルになっており、
色使いがとても可愛かったです!

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また、この日のおやつタイムでは二人の方に
賞状の授与がありました。
教室では初級、中級、上級と課題ごとに
難易度が分かれており、
それぞれを修了されると
賞状を頂くことが出来ます。

この生徒さんは初級の課題を全て終えられたので
初級修了の賞状と名札を授与させて頂きました。

教室 20180512_180514_0062.jpg

このように初級を修められた方には
名札をお渡ししており、
工房内の壁に自分の名札を
掛けることが出来るようになります。
まだ貰っていない皆さんもいつかこの名札を貰えるよう
一緒に頑張っていきましょう!

教室 20180512_180514_0024.jpg


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こちらの生徒さんは2013年から通われており
生徒さんの中で初めて上級の課題を全て終えられ
上級の更に上の初段に進まれました。

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授与式では証書だけでなく
級毎に違ったお菓子も一緒に頂けるので
そちらもお楽しみに!


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こちらの生徒さんはおやつタイム後の1時間で
網代のコースターの仕上げをされていました。
お昼休みも返上で一日作業をされ、
何とか3枚とも仕上げることが出来ました。
完成おめでとうございます!
一日お疲れ様でした。

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最後に、生徒さんの工房の様子が放送される日が
決まりましたのでご報告させて頂きます。

番組名:NHK ニュース630京いちにち(京のええとこ連れてってコーナー)
放送日:5月18日(金曜日)18時30分~19時
放送エリア:京都府内

生徒さんがされています『かぐや姫』というお店に
キャスターの方が行き、竹籃作り体験をされるそうです。
京都府内にお住いの方は是非ご覧ください!


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今回の教室で生徒さんから、
教える人数が増えて聞きやすくなって嬉しい
とのお声を頂きました。
お一人お一人に合わせて
皆さんに竹工芸の魅力を感じてもらえるよう頑張りますので
これからもどうぞ宜しくお願い致します。


【次回教室の予定】

5月26日(土曜日)
6月 2日(土曜日) 6月16日(土曜日)

6月は通常通り第1、第3土曜日になりますので
お間違えの無いようお気をつけ下さい。


【展覧会情報】

現在、東京の智美術館で開催されております「線の造形、線の空間」。
竹工芸の名家である田辺家、飯塚家両家の歴代の作品群、
竹工芸の過去・現在・未来をテーマに制作した
約7mのインスタレーションも展示されております。
また、今週の5月19日に
竹雲斎先生のスペシャルトークが行われます。
竹工芸の歴史を変える展覧会となっておりますので、
お近くにお越しの際は是非ご覧ください。

●「線の造形、線の空間」●
飯塚琅玕斎と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸
2018年4月14日(土)~7月16日(月祝)

スペシャルトーク

○5月19日 (土) 15時~
『竹雲斎が継承するもの』
四代田辺竹雲斎氏
○6月16日 (土)15時~
『琅玕斎を中心に飯塚家の制作について』
鈴木さとみ氏(栃木県立美術館学芸員)
*申込不要・要観覧券

菊池寛実記念 智美術館
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル
(最寄駅: 銀座線・虎ノ門駅: 出口3より徒歩10分)
http://www.musee-tomo.or.jp


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先週の大阪展に引き続き、京都展が開催されます。
四代竹雲斎先生の作品や
教室の生徒さんで入賞されました山之口さんの作品、
姉弟子で入選された上杉、本田、佐野の
作品も展示されます。
また、5月26の日には、入賞されました
山之口さんのトークが11時から、
5月27日には、竹雲斎先生の列品解説が
14時から行われます。
是非ご高覧ください。

●第47回日本伝統工芸展近畿展●
2018年5月23日(水)~5月28日(月)

京都高島屋7階 グランドホール
http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/kinki/47





教室に興味のある方、申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。
http://shouchiku-school.seesaa.net/article/210416974.html?1371962968

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