工房まで自転車で通う私は靴下まで濡れてしまいました。
(竹にかけたのですがお気づきでしょうか?)
雨にも負けず真剣に竹工芸教室です。
みなさま、お元気でしょうか。弟子の佐野です。
恵みの雨とはいいますが、台風の被害が出ないことをお祈りするばかりです。
<10/21(土)の教室の様子>
束ねた竹ヒゴの端同士を網代で編んでいきます。
沢山並ぶと迫力がありますね。
横一線に並べていますが最終的には最初と終わりとを繋げて
輪に仕上げていきます。

ややこしい行程につき生徒さんもいつもより口少なめに作業されていました。
竹雲斎先生も真剣な眼差しです。

こちらは別の生徒さんで、網代生地の立ち上げです。
立ち上げる位置がとっても重要なので先生自ら墨付けです。
ややこしいですがこれぞ長桝網代の醍醐味!

墨付けに沿って、熱したコテで編み生地を曲げていきます。

火曲げ後、四辺の端同士のひごを編み進め角を繋げていきます。
角のひごが割れやすく繊細な手さばきが必要とされます。

こちらは菊底を編んでいく際に骨ひごを固定するのに丸板釘を打ち付けた型を使用します。
なんとこちらの生徒さんは丸板の型もご自身で制作されました。
きちんと面が取ってあり作品へのこだわりが伝わってきます。

別の生徒さんですが同じく菊底バスケットを製作中です。
薄くこなした長ひごを縁に巻き付けています。(=縁巻き)
ひごが厚すぎると縁の竹にぴたっと沿わず、薄すぎるとひごが割れてしまいます。
こちらの生徒さんは1回目の仕上がりが気に入らなかったようで
縁巻き用の竹ひごを取り直し、再チャレンジされているところです。
がんばれ、がんばれ〜

天候の影響かいつもよりスペースに余裕があり、
竹磨き(表皮を削る)の作業も楽々。
肌寒い日でしたが半袖姿で一生懸命です。

良い湯だなぁ〜ああんあ、ああん♪
竹ヒゴを湯に付けて曲げやすくしています。
こちらの生徒さんは月1回別府から通ってくださっています。
いつもご遠方からありがとうございます!

かぐや姫をイメージした手作りの人形(先生へのプレゼントだそうです!)と持ち寄っていただいたお茶菓子。
こちらの小さく愛らしい人形は生徒さんのお店「京都西陣 かぐや姫 竹細工工房」で販売しているそうです。
お近くまで起しの際はぜひお立ち寄りください。

来月の教室は11月4日(土)、11月25日(土)です。
日に日に寒さが増してまいります。どうぞお体にはお気をつけください。
教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。
http://shouchiku-school.seesaa.net/article/210416974.html?1371962968
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