季節の変わり目で台風の時期ですね。
気候が荒れていたり、日中と夜の温度差が激しい日もあるので、
体調に気を付けて過ごして下さい。
今月は第1、第2土曜日が教室です。
9月3日
来年の日本伝統工芸近畿展に出品予定の
四つ目編みの籃を作られている生徒さんがいらっしゃいます。
細いヒゴで底を四つ目で編んでいき立ち上げています。
立ち上げたら、力加減に気を付けてすぼめたり、広げたりして編み進めます。
編み終わったら、籐(とう)で縁をきれいに収めていくのですが
「ほんかがり」と言われるかがり方をされています。
「ほんかがり」とは、竹で細いシンを2本を使い、縁とシンに籐を巻いていきます。
このかがり方は籐が沢山必要なので、籐をこなす量も多いので
大変だったと思います。
沢山の籐が使われているので、きれいに同じ力加減でかがることが出来れば、
上品で存在感のある縁に仕上がります。
この籃を制作していらっしゃる生徒さんは、
始めにかがった部分が上手くいかずにやりなおしたり、
どの間隔が一番良いかを探し、規則を決めてかがっていらっしゃいました。
とてもこだわっていらっしゃったので、
編み目が揃えられ、等間隔でかがる事ができていて全体的に綺麗に揃っていました。

そして、ついに縁のかがりを完成されました!

今回、1人の生徒さんが初級を授与されました。
前回と同じようにお茶室で授与式をしました。
(流れは前回のブログに書いているので是非そちらをご覧下さい。)
綺麗な所作で礼をされて、賞状を受け取っておられました。

初級授与おめでとうございます!

体験の方が1人いらっしゃいました。
今回も「世界で一つだけの花籃を作ろう」ということでオリジナルの籃を
作っていただきました。
いつも制作するのにテーマを決めてもらっていますが、
テーマは思い浮かばなかったそうです。
ですが思いのままに手を動かしていたそうなので
感覚で竹と向き合いその時の気持ちが現れる花籃が編まれていたと思います。

完成された作品は、
中にヒゴをさして外に出してから四つ目を編んでいらっしゃいました。
2つの円が丁度良い大きさできれいなラインを作り出していて、
ちょっとしたこだわり(お気に入りの形)が沢山詰まった作品が完成しました。
完成おめでとうございます!

また来週よろしくお願い致します。
教室に興味のある方、申し込み希望の方はこちらのページをご覧ください。
http://shouchiku-school.seesaa.net/article/210416974.html?1371962968
この記事へのコメント