2018年09月08日

3週連続



皆さまこんにちは!
弟子の市川です。




空の色、風の音にも少しずつ秋を感じる今日この頃。





本日の教室はあいにくの秋雨でしたが
秋に降る長雨の事をすすき梅雨とも言うんだそう。




すすきといえば工房の中庭に

『矢筈薄 (やはずすすき)』

というすすきを植えているのですが

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秋の七草のひとつに数えられるすすきで

葉に白い段斑が入る様子が
矢筈や羽根の模様のように見えることから
命名されているんだそうです。




竹工芸の編み方にも

『矢筈縁(やはずぶち』

という編み方があります。



教室の課題でもある
『鉄鉢』の縁はこの技法を使っていて
編みヒゴをそのまま使って縁にしていきます。




その他にも『矢筈差し(やはずさし)』

という編み方があり
ござ目編みの上に別に用意したヒゴを
被せるように順次互い違いに差し込んでいって
矢筈模様を出すのです!




編み方も100種類以上の
様々な模様の編み方があるので
面白いですね!



今年の矢筈薄(やはずすすき)は
猛暑の為に白い段斑が少ないようで



来年の新芽が出る頃には
また沢山の矢筈模様が出るのだそう。



植物も今年の暑さには耐えきれなかったようですね。。。



そんな暑さも
ようやく朝夕は涼しくなってまいりましたので




十五夜の夜にすすきとお月見団子を飾り
心地よい夜風に吹かれて
月を見上げてみてはいかがでしょうか☆




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【9月8日 (土) 教室の様子】


教室体験


今回は東京から
多摩美術大学の学生さんが
体験にお越しくださいました!


この方は現在プロダクトデザインを勉強されていて


積み重なるパーツから1つの作品を作る事がお好きで
今までには小さな木のパーツを積み重ねた椅子などを作られたそう



今回、学校の課題で作品を制作する為に
竹という素材に興味をもたれて


竹工芸も細かな材料を編んだり組んだりと
組み合わせて1つの作品を作っていくので



何か通ずる部分があると感じられ



竹雲斎先生の伝統的な作品や
インスタレーションなどの現代的な作品が
どのように作られているのかを
知りたいということで
今回、工房に見学に来られるました!



竹雲斎先生に竹工芸の事や先生の作品の事
竹の素材や扱い方などとても熱心に
質問されていらっしゃいました!


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完成しました作品は


不動明王が鎮座しているところを
イメージされて制作されたそう。



イメージされた通りの
どっしりと構えている力強い中にも
不動明王の真の優しい雰囲気が伝わってくる
とても素敵な作品となりました!!




10月に課題の制作発表との事でしたので、
プロダクトデザインと竹で
どのような作品が出来上がるのか
とても楽しみです!!




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3週連続の教室となりましたが
皆さま着々と課題を進められています!!!


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こちらの方は初級課題の『亀甲編み小物入れ』
の立ち上げをされていて

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1段目の立ち上げは
ヒゴの場所が不安定で
とても編みにくいのですが


両手を上手く使いながら
慎重に慎重に編まれていき



無事に出来上がりとなりました!


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小さな手のひらサイズの籃になるので
可愛いらしい仕上がりに



完成おめでとうございます!!




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こちらの方は前回の
波網代バックの続きで持ち手の制作中です。


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バックと持ち手を引っ掛けて接続するために
小さな丸い形にロウソクで火曲げしていきます。



初めは弟子が見本として1つ曲げて
その後4つ同じ形にするのですが


これが意外と難しく。。。



慎重に何度も曲げておられました



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バックに取り付けていきます!

いよいよ完成まであと少しとなってきました!!


出来上がりがとても楽しみです♪




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こちらのお写真は
生徒さんがご自身で作られた

1番のお気に入りの作品『巣籃』に


季節のお花を生けられているという
お話をお聞きしまして

生けた様子のお写真を送って頂きました!!



これまでに菖蒲や紫陽花、蘭、洋花を
生けられたそうで


花籠というと
和なお花を生けるイメージがありますが



実は荒編みの花籠は洋花も合うのです!



白に淡い黄緑色の小さなお花と
動きのあるアイビーの葉が
黒竹の落ちついた色合いと
洋花がとても良く合っていますね♪



竹工芸を楽しんでいらっしゃる事が
とても良く伝わる素敵な生け花作品だと感じました!


秋冬のお花でもどんなふうに生けられるのか
楽しみにしております♪



お写真ありがとうございました!






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ティータイムでは
今回も沢山のお菓子や果物を
お持ちより頂きありがとうございます!




賑やかな楽しい時間となりました!

皆さまいつも本当にありがとうございます!




そしてこの日のティータイムでは
中級課題を修了されたお二人の方の
授与式がありました!!



おめでとうございます♪♪



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お二人ともいつも熱心に学ばれており
教室の課題と平行して
ご自身でデザインを考えられた作品を
制作されていらっしゃいます。


いつもご自宅で材料作りをされて、
教室にお持ちいただいているのですが


とても丁寧で綺麗な仕上がりの材料を作られており
作品の完成度も高く
竹工芸への熱意と愛情は本当に素晴らしいです!



これからも素敵な作品が出来るように、
お手伝いさせていただければなと思っております!!




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【教室予定】

10月 6日(土) 10月27日(土)
11月 3日(土) 11月17日(土)

10月の教室は変則的になっておりますので、
お間違えのないようお気をつけくださいませ。



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【展覧会情報】

お近くに起こしの際
ご覧頂けたら幸いです。



●「融合する工芸」〜見つけた伝統のアシタ〜 ●

・会期:9月 14 日(金)〜24 日(月)

・会場:銀座 和光ホール 本館6階

・アクセス:〒104-8105 東京都中央区銀座4丁目5-11 東京メトロ銀座駅 A9・A10 出口より 

徒歩すぐ、B1 出口直結

・時間:10:00〜19:00 最終日は17時まで

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(撮影 渞忠之/ デザイン 北田進吾)

https://www.wako.co.jp/exhibitions/588



●「空(くう)を割く 日本の竹工芸」●

・会期:11月27日(火)〜2019年4月7日(日)

・会場:ケ・ブランリ美術館

37, quai Branly - portail Debilly 75007 Paris

・アクセス: 地下鉄 アルマ・マンソー(Alma-Marceau)駅
ポン・ドゥ・アルマ(Pt. de l'Alma)駅、ビラケム(Bir Hakeim)駅下車

http://www.quaibranly.fr/en/   (フランス語、英語のみ)



●「ART SEOSON 2018」●

・会期:2018年3月31日〜11月4日
・会場:The Domaine de Chaumont sur Loire.

フランス ロワール地方古城

フランスのロワール地方にあるショーモン城という古城にて

ART SEOSON 2018という展覧会が開かれております。
今年で10周年になる2018年は、世界から15名のアーティストが招待され、

ショーモン城内・庭園などにインスタレーション作品を滞在制作。

四代田辺竹雲斎はショーモン城に隣接する近代農場の一室

に竹のインスタレーション「CONNECTION−根源−」を制作しました。

http://www.domaine-chaumont.fr/ja/homu(日本語あり)



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教室に興味のある方、申し込みご希望の方はこちらのページをご覧ください。

http://shouchiku-school.seesaa.net/article/210416974.html?1371962968







posted by 田辺竹雲斎 (Chikuunsai TANABE) at 00:00| 大阪 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする