"竹工芸"教室
皆さまこんにちは。
弟子の林です。
暑い日が増えてきましたが
皆さま体調など崩されてないでしょうか。
先日、京都の四条通りを歩いていると
祇園祭で演奏されるお囃子の音が聞こえてきました。
コンチキチンという笛や太鼓
鉦(かね)の音が作り出す
独特のこの音色を聞くと
京都の町もお祭りムードが高まり
本格的な夏の到来を感じさせます。
元々、祇園祭は
西暦869年、全国で疫病が大流行した際に
疫病退散を祈願したお祭りで
1000年以上前から続く伝統行事です。
この時に演奏されるお囃子は
疫病の元となる悪霊を呼び寄せる役割があるそうです。
祭りの本番ではこの賑やかなお囃子の音色と共に
様々な山や鉾が京都の町を練り歩き
その楽しい雰囲気に誘われた悪霊たちを
その日の内に鉾町に持ち帰り
蔵に封じ込めて悪霊たちを追い払うそうです。
遥か昔から人々の健康を願う切実な思いが
祇園祭として今日まで続いてきた事を改めて感じました。
今も昔も夏は体調を崩しやすい季節ですので
皆さまも健康には留意され
この夏をお過ごしになって下さい。
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【6月16日(土)教室の様子】
今日の教室は皆様ゆったりとした雰囲気で作業をされていました。
この方は初級の第一課題の亀甲の立ち上げをされていました。
下の写真は籃の底に入れる張り竹になります。
こちらの方は…