竹皮舟にのせて

皆さま、こんにちは。弟子の林です。 この時期になりますと皆さまのご自宅でも雛人形を飾られる頃でしょうか。 雛祭りは元々邪気や厄を払うための行事で人形に自分の邪気をうつして川に流すという「流し雛」が行われていたそうで、これが時代を経て雛人形として家に飾る形式となったそうです。 この流し雛という風習は吉野川流し雛として今も残っており千代紙や色紙で作った雛人形を竹の皮の舟に乗せて川に流すそうです。 雛祭りとは関係ありませんが昔はよく笹舟を作って 川に流して遊んでいたのを思い出します。今回はこんな所にも竹が使われておりなんだかうれしい気持ちになりご紹介させて頂きました。 季節の変わり目でもありますので皆さまにおきましてもどうぞ体調にはお気をつけ下さいませ。 **** 【3月2日(土)教室の様子】   今日も工房は皆さまの熱気に包まれていました。 **** こちらの方は中級課題『網代編み 筥』の立ち上げをされていました。 真剣な面持ち...立ち上げはこての温度が高すぎると生地が焦げてしまったり逆に低すぎると皮が弾けてしまったり少しコツのいる工程になるため慎重に作業されていました。 **** こちらの方は初級課題を仕上げられました。コースターも黒竹を織り混ぜて素敵な模様を出されていました。 すごく熱心に作業をされてまして、まだ入られて一年も…

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教室体験

皆さま、こんにちは。弟子の林です。 立春も過ぎ暦の上では春となりましたが皆さまの周りでも春の訪れを感じる機会は増えてきましたでしょうか? 突然ですがここでクイズです。 桜は皆さま見るものかと思いますがでは梅は何するものでしょうか? ヒント:◯◯る(動詞です) 答えは...『薫る』だそうです。 梅薫るは春の季語だそうで様々な人に詠まれていますが視覚だけでなく五感を目一杯使って季節を感じようとする感性は日本人ならではの感覚なのかもしれません。 ちなみにこれは、竹雲斎先生から弟子に出題されたクイズでなるほどと思いご紹介させて頂きました。 まだまだ寒い日も続きますがそんな中でも少しずつ春の訪れを見つけていけたらなと思います。 【2月18日(土)教室の様子】 今日の教室では二人の方が体験に来られました。 体験の方にはいつも『世界に一つだけの花籃』の制作体験をして頂いております。 毎回ご紹介させて頂いておりますがこの体験では決まった籃を作るのではなく皆さまにテーマを決めて頂きそれぞれの感性で制作をして頂きます。 ですので、毎回それぞれの方の個性溢れる作品が出来上がっていくのを私達も楽しみにさせて頂いております。 こちらの方は、梅の花とウグイスの初音をテーマに制作をされました。 実際に梅の薫りがふんわりと漂ってきそうな広がりのある作品でまさに春…

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籐かがり

皆さまこんにちは! 弟子の市川です! 『鬼は外!  福は内!』 2月3日は節分の日! 皆さん豆まきはされましたか? 節分は雑節のひとつであり 冬と春がわかれる節目の日で 厄祓や災難をお祓いする行事です! 豆まきをしたその後は 1年間無病息災で過ごせるよう 年の数よりひとつ多く福豆たべる風習があり 今年は前厄の市川なので。。。。 厄祓いの為に 家で豆をまき 無病息災を祈ってしっかりとお豆を食べました! 年々増えていくお豆の数に 少し焦りを感じておりますが。。。。笑 今年1年が病気や怪我なく 健康で楽しい竹工芸教室を皆さまと過ごせるよう 頑張って参りたいと思います!! **** 【2月3日(土)教室の様子】 本日は終始落ち着いた雰囲気での 教室となりました! こちらの方は 『中級課題  黒竹提籃』 の仕上げの籐かがりを 竹雲斎先生にみていただいており そして! 完成されました!! 去年の春から 材料作りを 丁寧にこなされて ようやく完成されたので 喜…

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W授与式

こんにちは。弟子の林です。 今回は先週に引き続き今年2回目の教室になります。 前回来られていない方とは改めて新年のご挨拶から始まりますがそろそろお正月の雰囲気も抜けてきた感じがします。 それは工房の入り口にあった門松が無くなった事からも感じられたかもしれません。 この辺りでは近くの方違神社でどんど焼きがあり古いお札などと一緒にお焚き上げして頂きました。 今はお正月と言えば1日ですが旧暦では15日がお正月だったそうです。 また新たな始まりとして気持ちも日々新たに今年一年進んで行ければと思います。 今年もこのブログを通して皆さまに竹工芸の素晴らしさを少しでもお伝え出来ればと思いますのでどうぞ今年も一年宜しくお願い致します。 **** 【1月12日(土)教室の様子】 教室体験本日も体験の方が来られ『世界に一つだけの花籃』の制作体験をして頂きました。 こちらの方は元々木工のご経験がありすごく丁寧に作品制作と向き合われていました。 木とはまた違う素材感なので戸惑われる部分もありましたが徐々に竹に触れ、竹を感じていく中でその良さを上手く使って作品を作られていました。  『さざんか』をイメージして作られた作品はふんわりと広がりがあり花籃としても生けやすく竹のしなやかさも存分に生かした作品に仕上がったのではないか思います。 是非お家でもお花を生けて楽しんで頂ければと思います。 完成おめでとうございます…

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2019年スタート!

新年明けましておめでとうとございます! 弟子の市川です! 2019年も明けて 早や1週間が過ぎました。 今年は、平成が終わる最後の年になり 5月より平成から→?(新元号)へ変わります! そんな記念すべき節目の年に 良い年だったと振り返れる様な 思い入れのある1年にしたいと思います! 今年の干支でもある亥のように 『猪突猛進 』 張り切って2019年スタートして行きます!! (竹の皮で作った猪です!ブタではありません 笑) **** 【1月12日(土)教室の様子】 教室体験  本日も、体験の方がこられて 『世界にひとつだけの花籃』 を制作していただきました!! こちらの方は韓国出身の方なのですが 民藝運動で有名な柳宗悦の本を読み 日常生活で使われている道具に新しい美の世界を切り拓き工藝美を語る柳宗悦に深い感銘を受けられて、そこから竹工芸に興味を持ってくださり 今回、体験にいらしてくださいました! 完成しました作品は 『カオスの中の小さな幸せ』  という 混沌とした世界の中で他人から見たら変わった事でも自分にとってはそれが幸せであったり人それぞれの日常の小さな幸せを竹で表現したいとの事で とても面白いテーマで制作されていました! 下の部分…

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門松作り&クリスマス会

皆さま、こんにちは。弟子の林です。 今年は暖冬という事もあり暖かいなと感じる日も多いですが皆さま如何お過ごしでしょうか? 12月も慌ただしく過ぎていきクリスマスが終わればもうお正月。皆さまお節やお正月飾りの準備を始められるかと思います。 教室でも毎年、門松を作りたいという方には普段の制作とは別で門松や青竹のお箸削りの時間を設けています。 と言う事もあり改めて門松について調べてみると門松は歳神様を家にお招きする目印であり依り代の意味合いがあるそうです。竹工芸教室ということもあり、竹に注目してしまいがちですがその主役は名前からもあるように松になります。 門松の由来としては『小松引き』と言う平安時代の宮廷儀礼にまで遡るそうで初子の日に小松を引き抜いて持ち帰り長寿を祈願したそうです。 そんな門松作りの模様は後程詳しくご紹介したいと思います。 **** 【12年22日(土) 教室の様子】 今日もそれぞれの課題を皆さま熱心に制作されています。 こちらの方は網代の筥を制作されています。通常は一つ作ると次の課題に進まれますが技術を身に付けるため5つを目標に制作されるそうです。基本的に蓋を後に作るため、いつも蓋の方が綺麗に出来るそうで、次こそはと熱心に取り組まれる姿勢は本当に素晴らしいです。 こちらの方はお二人とも鉄鉢と言って輪弧編みという編み方を使った籃を制作されています。お二人とも底編みの段階でとても苦労をされていたので遂に立ち上がりの所まで来られたと少し感慨深いも…

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オリジナリティ

皆さまこんにちは! ここ2、3日の冷え込みで 寒さが身にしみる季節になり マフラーと手袋が欠かせない 弟子の市川です! この寒さで 工房の紅葉も美しい 落ち葉のじゅうたんとなりました。 (可愛いらしく落ち葉アートをしてみました 笑) そんな寒さに負けず お庭には綺麗な菊の花が 綺麗に咲いています! 嵯峨菊(さがぎく) 菊といえば 竹工芸や竹細工の編み方にも 『菊底』 『二重菊底』 という名前の編み方があります。 これは名前の通り 底の編み模様が菊の花に似ていることが 名の由来になっていて 円形の竹笊や竹籠 花籃などによく用いられる技法です。 まだまだ沢山の編み方がありますので 今後もご紹介出来たらと思います! **** 【12月8日(土)教室の様子】 教室体験 本日も、体験の方がお一人こられ 『世界にひとつだけの花籃』 を作っていただきました! こちらの方は ご近所に生えている竹藪の竹を 上手に活用してカゴなどを 制作したいと思われ 今回、体験にいらしてくださいました! 毎回、テーマを決めて 制作していただくのですが 『友達 繋がり』 というテーマで 手を繋いでいるのイメージを 編みでどう表現するかを 試行錯誤されていましたが …

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竹の不思議

皆さま、こんにちは!弟子の林です。 段々と寒さが身に沁みる季節となってきましたが、皆さまは秋と言うと何を思い浮かべられますか。 私達にとって秋は竹の季節。秋から冬にかけては一年間で最も良い竹が取れる季節になります。 そんな今回の教室では、生徒さんがあまり見かけない珍しい竹を持ってきて下さいました。 その地域では一夜竹と呼ばれている竹だそうで、節間が優に50㎝以上はあろうかという長さです。 右の竹は真竹という竹になりますが、比べてみるとその長さは一目瞭然です。 正式名は分かりませんでしたが調べていく中で、栃木県の塩原に塩原七不思議と言うものがあり、その中の一つに「一夜竹」があるそうです。 この伝説の中で言われている竹は実際には篠竹だそうで、今回の竹とはまた違うのですが、一夜にして伸びる程の竹の成長スピードから名付けられたそうです。 民間伝承の中にはこうした竹の不思議な力に注目したお話が多く、古来より竹は日本人の生活と共にあったのだと改めて感じさせらます。 今回は、貴重な竹を持ってきて下さいましてありがとうございました! そんな事を思いつつ今日の教室スタートです。 ******* 【11月17日 教室の様子】 今日も皆さん熱心に作業をされていました。 こちらの生徒さんは、菊底バスケットの底編みを始められました。 編みをされるのは一年振り位だそうで材料作りの途中でめげそうになったそう…

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実りの秋

皆さまこんにちは! 実りの秋を迎えますます食が進む今日この頃。 何を食べても美味しい季節なので 沢山食べ過ぎてしまい困っている 弟子の市川です! 先日、スーパーでお買い物をしていると 野菜売り場でこんなモノを発見しました! 『四方竹 しほうちく』 (スーパーの人が書き間違えて四方竹ではなく四方林になっていますね。。。笑) こんな時期にタケノコ⁈ と思われる方もいらっしゃるかと思いますが 実は秋にしか採れない珍しいタケノコなのです。 中国が原産とされる竹の一種で 切り口が四角いために 四方竹という名がついたのだとか シャキッとした歯ごたえと ほのかな苦味が特徴で 日本での生産は高知県で 10月〜11月上旬までの秋が旬のタケノコです。 早速、購入しまして 私は九州出身なので甘めのお醤油で味付けして 煮物にして美味しく頂きました! 秋に旬のタケノコが食べられるなんて幸せです〜♪ 皆さまもスーパーで見かけた際には 是非、手に取ってみてはいかがでしょうか? **** 【11月3日教室の様子】 教室体験 本日、体験の方がお一人こられ 『世界にひとつだけの花籃』 を作られました! こちらの方は 先日放送された某テレビ局の 『ポツンと一軒家』という番組に出演された …

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プチ展覧会

皆さま、こんにちは。 弟子の林です。 先月、今月と変則的な教室の開催となり皆さまにはご迷惑をおかけしております。 その間工房では、11月のフランスでの展覧会に向けて作品作りが進められていました。 この度、作品制作も落ち着き、出来上がった作品たちが皆さまをお出迎えしました。 後程、教室の模様と合わせて展覧会と作品についてもご紹介させて頂ければと思います。 【10月27日 (土) の教室の様子】 今回の教室は仕上がり間近の方が多く、様々な作品が完成しました。 こちらの方は、亀甲編みの茶籃という課題をされていました。縁巻き用の籐をこなされていますが、籐は竹に比べて柔らかく、幅取り等で切れやすいため慎重に作業されていました。 最後に藤づるで持ち手を付けて完成です。おめでとうございました! **** こちらの方は、黒竹の四つ目編み花籃を制作されていました。 最後の結びの持ち手の部分で苦戦されていましたが何とか時間内に完成しお持ち帰り頂くことが出来ました。 後程、ご自宅でお花を生けられた写真を送って頂きました。テーブルクロスも着物や帯を使って手作りされたそうです。お花と相まってとても綺麗ですね。 こうして飾って頂ける事は本当に嬉しい限りです。ありがとうございました! **** もうすぐ完成間近の方もいらっしゃいます。こちらの方は、御所籃を制作させれていましたが、側面に環を付けられて籃部分は完成です。 …

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